クレイサス 守りたい人がいる
あゆみです
あの日。いつものように、14センチヒールにイケイケスーツ。
プロパーでは買えなくて梅田のプールスタジオでバーゲンで買ったクレイサスのスーツを着てわたしはうちを出た。
いつものように、阪急電車に乗っていつものように三宮で降りていつものように北野坂を14センチヒールで上がって北野坂の一番上にある会社に行くつもりだった。
朝めちゃくちゃ揺れて不安になってマンションの扉を開けると同じように不安そうな女子が外に出ていて
「これって・・・阪神大震災とか?」なんて言葉を交わしたのを覚えている。
だけど何もなかったようにそれぞれの部屋に帰り二度寝して、通勤時間に合わせて目覚めイケイケスーツを着込む。
駅までの道はちょっと見たことのない光景だった。
ヘルメットをして歩いているひとがいた。
みんな、作業服のような服を着て
コンビニの店内は泥棒でも入ったように商品が散乱し
地面は割れていて
だけど、普通にヒールで駅にいったら電車は止まっていた。それでもしばらく待っていた。
「待っていても来ませんよ」
といわれてすごすご帰る。この時はまだ、何が起こったのかわからなかった。
その時代を知らないのに戦時中にタイムスリップしてきた現代人のようだと思った。
あの日があって、いまがある。わたしはきっと、あの日がなければ作家にはなってないのではないだろうか。
あの日も、普通に会社に行くのだと疑いもせず向かったその会社をしばらくして解雇された。
神戸高架下で見つけた大好きなブランド会社の住所まで突き止めたまたまデザイナー募集をしているのを見つけ面接を受けて採用されたばかりだった。
北野町のその会社ではこれから業務を縮小するということだった。会社や社長を責める気にはなれなかった。
三宮から芦屋には代行バスが出ていた。
代行バスに乗るまでの道を一緒に歩きませんかといった男性がいた。
「行きます」といって、一緒に歩いてみたら彼はマスコミのひとだった。
わたしは間接被災者として、雑誌に取材される。
あれから・・・職場を失い・・・いくつも面接を受けやっとのことで転職しバイトを掛け持ちしながら仕事して身体を壊し
女のしあわせに必要なすべてをうしなう。
うしなった、と思った。
もうおしまいと思ったところから道が開ける。
とは、故・春山満氏の本の帯に書いてあった言葉だけど
もうおしまいと思ったところがこの世界への扉だった。
社会に顔があるひとになりたい。
そんな心の底からの叫びにわたしは気づいたのだ。
だから思うのだ。何があってもだいじょうぶだと。
ひとは、どんな経験からも復興できるのだと。
何年たっても言い続けよう。毎年毎年言い続けよう。
1月17日をまた迎えられることにありがとう。
クレイサス きょう、ロマンスカーで。
郵送買取店ブランドスターズです。本日はクレイサスの財布を買郵送取させて頂きました。クレイサスのモチーフであるカメリアのボタンがあしらわれており、大きく型押しもされています。全体的にはうっすらと格子模様がかかれておりシンプルながらも高級感のあるお品になっています。オールレザーなので経年変化を楽しむことが可能です。ブラックカラーなので汚れも目立たず長い期間お使いできるのも嬉しいですね。&bsp;&bsp;クレイサスは1988年から東京ブラウス株式会社がはじめたブランドです。ブランド名は服の英語であるクローズに起因しています。神戸の女性を代表するお嬢様系、神戸系ブランドとして広く知られています。以前は20代がターゲットでしたが運営がトライアイズグループになっていからは大人向けのデザインも増えました。神戸のエレガンスな街並みにマッチする気品あふれるスタイルが多く、キュートで淡いカラーが使われることが多いです。メインは名前の通り服になりますがバッグや財布や時計、アクセサリーに化粧ポーチや水着と多くの商品展開をしているブランドになっています。&bsp;ブランドスターズではクレイサスの郵送買取を行っております。服以外のアパレル小物の買取も可能です。&bsp;&bsp;郵送買取店ブランドスターズの公式ホームページはこちら⇒https://www.yusokaitori.com/&bsp;
買取店 ブログランキングへ&bsp;&bsp;