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辛いことって
もう大丈夫な心になるまで
記憶の片隅から消えてしまうけど

ふとしたときに思い出して
涙が止まらなくなることがあって。

でもそれは、もう私の心が
「もう、それを思い出しても大丈夫」な状態に
なったのかなって思うんだよね。
たとえば、いくつか前の記事に
家族に対する気持ちについて

’家族を好きにならないとだめ、
　なんてことなくて
　家族が嫌いだっていいし
　好きだけど許せないことだって
　あっていいと思う”

って書いたけど
それはいまの私にもあるんだ。
私は、、
たった一人の兄弟が苦手、というか
恐怖すら感じるの。
私が、私でいられなくなる唯一の人。
なぜかって
むかしねー

殴られてたから。

平手うちとかじゃなくて
拳骨で顔を殴る、とか
みぞおちを足蹴り、とか結構すごいの＞＜。

物を投げつけられたり
破壊されることもあってさ。
言葉も、怖かった。

お前なんか女じゃねえ。
お前が俺をこうさせてるんだ。

本当に些細なことで
こうなるから、ほんと怖かったんだ。

今はさすがにそんな暴力はないけど
思春期からずっと続いてたかなぁ。

今はあまり会わないけど
ちょっと機嫌悪いときあったりすると
あのころの恐怖感とか痛みが、
ざわざわしだすのね。
わたし、どうしても
好きになれないって思ってもいいよね。
あんなことされていたかった、こわかった。
許せないって思ってもいいよね。

って思ったら、
涙が止まらなくなってさ。
悪い奴ではほんとうになくて

病気の母親（今はもういないけど）には
とても優しくて、
うとうと寝ていればそっと
布団をかけてあげたり、
そんなやさしさもある奴でもあったんだ。
母は、そんな彼を「優しい」といい、

摂食障害でいつも食べることばかり
何時も運動のことばかり考えてる私のことは
自分のことしか考えない冷たい子だと
よく、いってたんだ。

わたしもまだ
自分の病気のことが
病気だってわからなかったから
やっぱり、わたしってそうなんだな、
だめな人間なんだな　って、思って。

自分が嫌いになるほど
せめて体型くらいやせてないとって
そんな気持ちが強くなって。

食べちゃだめと思うほど
そのストレスが過食につながって。

あのころ　いつも
心がひとりぼっちだった。

寂しかった。
怖かった。
優しいとこもあるしね、
感謝してることもいくつかある。

だから
本当はいい奴なんだからって
思いたかったんだと思う。

でももう、どっちでもいい。

あのころの私は怖かった。
体がいたかった。
心がいたかった。
誰も助けてくれなくて寂しかったよね。

って今は

大人の今の私が
あのころの幼く若い私にたいして
声をかけてあげられるようになったから

思い出して泣いても
孤独ではないんだけどね。
こういう感じの気持ち
親に対して思ってる人もいるんじゃないかな。

ってこの前の美人塾で
皆の話きいててもおもった。

もういいと思うんだよ。

”兄弟なんだから仲良くしないとだめ”
”親を大切にしなきゃだめ”という世間の声が
たとえ、「ふつう」だとしたって
そのふつうと違ったっていいよね。

何がふつうかしらないけど
家族とみんな仲良し、というのが
「ふつう」なのだとしたら
そのふつうとちがう人もいっぱいいるよ。

父は、仕事してるか浮気してるかで
家のことにあまり興味がなかったから
当時私が殴られてたことはしらなくて

いまさらいうつもりもなかったけど
今日、ちょっと、いってみたよ。
今までずっと　
いまさら昔のこといって
心配かけてもしかたないしとおもって
いってなかったけど

もう、心配してもらおう、
気を使えるとこは使ってもらおう、
っておもってね。
父は、
みるみる目を丸くして、おどろしていて、、
悲しい顔になったから

あ、けっこう、悲しみが伝わった・・・・
とおもったら
えーーーーーーーーーーん
かわいそうなあやちゃーーーーーーーん
え～～～～～～～～ん
かわいそう～～～～～～～！
お父さん泣いちゃ～～～う！！
ってふざけ始めたよｗｗｗ
むかつくｗwww

死にたいの！？っていってやったけど！！
でも、表面ではふざけてるけど、
何か考えてると思うので
言えてよかったな。
父はこんなふざけた人なのですが
今とっても仲良しだし大好き。
だけど
全部が全部好きなわけでも
全部を許したわけでもなくてね
嫌なことはいやだ。
わたしが小さいころ、
父も、暴言や暴力も結構すごくて
お皿も投げたりしてたけど
本人ぜんぜん覚えてないの。

うそついてるわけじゃなくて

「俺はそんなことはしない。
　するはずがない。」

って思ってるからもうどうしようもない。

記憶にないことを
何を言っても無理なのはもう
何度か喧嘩してわかったので
いい意味で諦めたし受け入れました。

でもだからって
頭に来ないってわけじゃないからね。

頭にくることはあるけど
その父の何でも忘れてしまう特徴は
いいほうに出ているときは
実際助けられることもたくさんあるな・・

って気づいてさ。たとえば、

喧嘩してもねちねちひっぱらず
すぐに忘れてくれるとか。

私がやってしまったこと、
いってしまったと、
後悔してることも、忘れてくれることとか。

他人の顔色、気持ちをまず、
世間体もまったく気にせず
何でもやっちゃうとこも、
本当に困るときは困るけど

それに助けてもらったことも
そんな父の様子に「これでいいんだ」って
教えてもらったこともあるときづいたら

まあ、そーいうひとだよね。って、

ふつうそんなことする？いう？
って、いらっとすることあるけど
そもそもふつうじゃないもんね＾＾
って思うと、頭にもこなくなることも増えました。

別に、

好きな人でも好きなところは好き、
嫌なところは嫌、って
両方あっていいよね。。

どれも正直な感情なんだから
好きか嫌いかに
無理やり統一しなくたってさ。

家族が好きになれないこと、
どうしても、あわないことだってあるよね。

別に、それおかしくないし、
それでいいとおもう。

私はコミュニケーションとって
気持ちを伝えて相手の気持ちきいてくことの
大切さなどもかいてるけど

別にそれ、、誰にでもやららなきゃいけないわけじゃないからさ。
わたしにとって兄弟は、
いちいちめんどくさいコミュニケーションとって
関係を修復したいとは
ぜんぜん、思わないんだよね。。

我慢はしたくないから

逃げる。
近寄らない。
関わらない、を選びたい相手。

だっていまは
私が私の味方になれるし
ほかにも私の感じ方を
認めてくれる人もいるしね。
逆に、そう思うと
めんどくさくても
コミュニケーションとりたいひとは、
私にとって大切な人なんだな、
ということも感じるよ。
将来、いつか、状況かわって
仲良くしたくなったらそうするけど、
今のところはとくに必要性を感じないというか。
こういうと、兄弟が
すごい悪人みたいだけど

結婚した奥さんには
育児も家事も何でもしてくれるし
いいパパですよー

っていわれてるから
ああいうひとでも
いい人はいい人。

でも、だからって
私もそう思わなきゃいけないわけじゃないし

うけた痛みまでも
なかったことにしなくてもいいかなって。
仲良くしなきゃだめ
許さなきゃだめ
嫌だと思ってはだめ
家族なんだから・・・

などの世間でいう
理想的な感情をもたなきゃって
自分に世間の声をおしつけてるときは

理想と違う自分の
負の感情を感じるたび
もっとつらくなっていた。

でも、ちがうよね、
どんな感情もってもいいんだよね。

って、
本当に自分が自分に
寄り添えるようになったら
トラウマはトラウマだけど

だんだんと

シンプルな

かなしかったこと
いやだったこと
つらかったこと
今でも嫌だなと思うこと

になってきたよ。
思い出したらそりゃね、
悲しかったな辛かったなって
涙が出てきたりするけど

私が私によりそってるせいか
辛い感じの涙じゃなくて
いい感じの涙なんだよね。
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