格下 おいしさOpe!

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前回に続き、80年代のトヨタ車ネタ。&bsp;『太陽にほえろ!』のDVDソフトにあった特典のオーディオコメンタリーで、ロッキー刑事役の木之元亮が、劇用車の覆面パトカーで使うため、当時発表されたばかりのトヨタ・ソアラが撮影現場に届いた際に驚いたと言う。「スゲー、クルマだなぁ」と言い放ったその興奮ぶりとは何なのか?、以来、『太陽にほえろ!』に使われた初代トヨタ・ソアラについてチョクチョク考えるようになったので、今回はそれをまとめてみたい。&bsp;まずは、トヨタ・ソアラのあらましを出来るだけ簡潔に述べると、かのトヨタ・2000GT以来の新開発DOHC6気筒エンジンを搭載した新型車で、1981年2月に発表された高級2ドアクーペである。スポーツカーではなく、あくまでもGTという位置付けだったのだが、当時の日本車としては最高の170馬力、そして200km/h巡行可能を謳った高性能車であった。さらに日本車初のデジタルメーターなど先進のカー・エレクトロニクスも満載で、「未体験ゾーンへ。」のキャッチコピーは人々の憧れを惹いた。最高グレードである2800GT EXTRAの価格は293万円。当時、この価格帯には、同社のクラウン、それから日産フェアレディZなどが既にあり、ポルシェよりも高かった2000GTみたいな手の届かない夢の車ではなかった。戦略的な値付けではあったけれど、トヨタはソアラ発表時、年間100億円と云われた国内宣伝費の十分の一をもソアラ単独の広告とCMに注ぎ込み、日産や三菱が当時出始めたターボで新技術力をアピールするなか、トヨタも負けじと儲け度外視にその技術力をアピールした。&bsp;元『カーグラフィック』誌編集長で自動車評論家の熊倉重治がトヨタ博物館所蔵のデビュー時最高峰モデル 2800GT EXTRAを動画で解説&bsp;&bsp;で、ようやくここからが本題。トヨタから『太陽にほえろ!』に提供されたソアラはまったくの新車ではなく、じつは広報車として登録されたもので、雑誌媒体などで少し使われた後に"おさがり"として廻ってきたものである(これはソアラに限らず、他の劇用車も同じである)。その茶金ツートンのボディカラーで「品川33 と 75‐59」の自動車登録番号、つまりそのナンバープレートを付けた2800GT EXTRAは、番組に提供される前に、『CAR ad DRIVER』1981年5月号の巻頭グラビア記事、『ベストカーガイド(現・『ベストカー』)』1981年5月号のダート走路試乗記事、それから『ドライバー』1981年6月5日号の60扁平タイヤ交換試乗記事に使われているのが確認出来た。&bsp;現在、「75‐59」車とナンバーがひとつ違いの「75‐58」で、あとはまったく同じ茶金ツートンのボディカラー&MT仕様車の写真がふんだんに使われた記事を読むことが出来る。それは、2009年にモーターマガジン社から発売されたムック本、『ジャパニーズ・ヴィンテージシリーズ TOYOTA 初代ソアラ』の電子書籍リーダー kidle版。そのなかの『モーターマガジン』1981年5月号掲載の特集記事を再編集したもので、巻頭でカラー8ページにわたるもの。「西部警察」シリーズのスーパーマシンとは違って、劇中で使われるダミーの無線機以外は無改造のままだった「75-59」車とかぎりなく同じだだから、その雰囲気は掴めるかと思う。なお、このムック本には1984‐1985年放送の『ザ・ハングマン4』に使われた赤いソアラターボ、「品川59 ね 18‐80」車それそのものの試乗記事も載っている。&bsp; Japaese Vitage Series 01 初代 ソアラ (Motor Magaz... &bsp; Amazo 紙版のほうは絶版ながらも、Amazo、ヤフオク等で容易に手に入る&bsp;&bsp;さて、『太陽にほえろ!』にソアラが初登場したのは1981年5月29日放送の第459話「サギ師入門」から。じつは前回の第458話「おやじの海」はボス役の石原裕次郎が大病で番組を休養する前最後の出演回となったことで、「サギ師入門」と二本撮りで行われたもう一本、次回第460話「スニーカーよ、どこへゆく」の撮影開始が、裕次郎が突如倒れた4月25日前後だと見当が付く。それは2月27日のソアラ発表からわずか二か月後であった。冒頭で記した木之元亮の述懐によると「発売前に来た」とも言っているのだけど、これは記憶の錯誤。2月27日の報道発表を経て3月上旬に全国各地の販売店で大々的な発表会(受注会)があり、その前に購入契約を済ましていた早い人だと3月中には納車されたと記録が残っている。ただ、自動車会社の方に伺ったことで、クルマは同じ型のものが1万台世に出て、ようやく街中で見掛ける確率になるとか。月産2500台ペースで、3月上旬の売り出しから間もない4月下旬の使用開始ということは、まだまだ全然満たない頃だったから言っている意味は取れる。それに加え、この頃は新聞、成人男性が読むありとあらゆる雑誌でソアラが溢れていたなかでの登場ということもあり、目の前に現れた"未体験ゾーン"に木之元亮が驚いたのも無理はない。&bsp;トヨタは同じ刑事ドラマで以前から車両提供している『Gメン'75』にもソアラを提供しており、そちらは豪華装備仕様のEXTRAではないベーシックな2800GT(茶金のツートンカラーによるボディ色、ホリゾンタル・トーニングは豪華装備仕様 2800GTエクストラ専用色で、ただの2800GTには設定されておらず、ゆえに白のボディ色はそちらにあたる)。初登場は5月16日放送の第310回「バスルーム切り裂き魔」からで、『太陽にほえろ!』より二週間も早くではあるが、プロデューサーが拘りすぎて放送日ギリギリまで撮っているという逸話を持つ『Gメン'75』のことだから、まあほぼ同時期に提供されたと考えてよいだろう。&bsp; ハチマルヒーロー 2018年 3月号 vol.46 [雑誌] 1,050円 Amazo 『Gメン'75』に出ていたのと同じ、EXTRAではない2800GTで、1981年型のスーパーホワイトを巻頭特集外装はホイール、内装はステアリング、オーディオに至るまで、フルノーマルを保った個体である&bsp;&bsp;● 1981年のデビュー時に広報車となったソアラ2800GTは以下の存在を確認&bsp;自動車登録番号、ボディカラー、MT or AT75-56 白 MT75-57 白 MT … 『Gメン'75』へ75-58 茶金 MT75-59 茶金 MT … 『太陽にほえろ!』へ75-60 茶金 MT75-61 茶金 AT75-62 白 AT&bsp;1981年のソアラ、『太陽にほえろ!』と『Gメン'75』以外では、TBS金曜ドラマ枠の『想い出づくり。』にも一話だけだけど登場。1981年12月4日放送の第11話「まわりは急ぎ足。」で、主演三人組のひとり、森昌子が演じる佐伯のぶ代の婚約者・加藤健一が演じる中野二郎の愛車として。田舎者丸出しの野暮ったい男だが、ドライブインを経営している青年実業家で、カローラの三倍もする価格の高級国産車ソアラを乗り回す役柄にはうってつけだった。『太陽にほえろ!』のと同じ茶金の2800GT EXTRA、どの場面でもナンバープレートの数字がはっきり見えなくて確認しづらかったのだけど、上記の広報車のどれにもないサンルーフ仕様となっており、地方ロケだけに、その地の販売会社に卸された試乗車じゃないかと推測する。&bsp;『太陽にほえろ!』で使われていた茶金の2800GT EXTRAは1982年9月10日放送の第522回「ドックとボギー」で番組から退役し、次回の第523話「ゴリさん、死の対決」からは同じ2800GTながら同年3月の年次改良時(いわゆる小マイナーチェンジ)に追加設定された、EXTRAよりもさらに豪華装備仕様のLIMITEDへと換わる。その白と銀のツートンカラーは洗練された印象を与えた。ソアラのボディカラーは白(名称が白い車ブームの代名詞となる、かのスーパーホワイト)が評判となり、専用色として茶金しか選べなかったEXTRAはそれが欠点となってしまったため、LIMITEDになると専用色は白が基調のツートンボディーに加え、人気No.1のスーパーホワイトはもちろん、その他のボディカラーも選べるようになっていった。&bsp;女子大生&若いOL御用達の女性ファッション誌『JJ』1982年8月号より当時、外車ならBMW、国産車なら白いソアラが若者層にとって絶大な人気となり白銀の2800GT LIMITEDと白の2800GTの広報車を用いて、徳大寺有恒が読者代表とインプレッション&bsp;&bsp;『太陽にほえろ!』におけるソアラは1983年5月13日放送の第556話「南国土佐・黒の推理」から三台目となる2000GTへと変更。それまで最高グレードかつ3ナンバーだったものから中堅グレードの5ナンバーとなってしまい、いささか格下げされた感が出てしまったが、当時このグレードで、『太陽にほえろ!』に提供された白のボディカラーのものが爆発的に売れていく。ソアラはデビュー当初から5ナンバーの仕様もあったのだけれども、それは2800GTのような新開発のDOHCではなくて既存のOHCエンジン搭載車であったので魅力に欠けていた。しかしながら、当初ミドル層を狙ったソアラの顧客はその下の年齢層である若者にまで伸び、要望の高かった5ナンバーでのDOHCエンジン搭載車、2000GTがマイナーチェンジ時に出ると販売の中心はこちらへと移っていったのである。年間2万5千台製造するうちで5割前後が2000GTで、ボディ色の白、スーパーホワイトは全体の8割にも達していた。一方で、同時期の『新ハングマン』、『ザ・ハングマン4』に提供されたソアラターボは、OHCエンジンゆえに当初から人気薄で、毎年1割前後しか製造されておらず、ボディ色の赤、スーパーレッドIIなんて滅多に出なかったとか。自分も街を走っている初代ソアラで赤いものを見たのは一度くらいしかなく、ほとんどが白か白系のツートンばかりであった。&bsp;『太陽にほえろ!』の初代ソアラはこの三台目が最後となり、1985年10月4日放送の第665回「殉職刑事たちよ、安らかに」まで二年半近くに渡って長期使用されていく。番組に出てきた頃はドアミラーがちょうど解禁されたものの、このモデルの発表はタイミング悪くその直前となった1983年2月だったため、以前の2台と同じくフェンダーミラーのままであった(ソアラへのドアミラー装着は翌1984年の年次改良時まで待たなければならなかった)。それゆえに、月日が経つにつれ、いくら人気のソアラと云えどもフェンダーミラー車は時代遅れな感が出ていたのはいただけなかったが、じつは劇用車におけるフェンダーミラーには意外な利点がある。走行しているクルマの運転席をアップで撮影する際、カメラマンはボンネットに這いつくばるという曲芸じみた方法でやっていて、左右両側のフェンダーミラーの支柱にロープを巻いて身体を固定&命綱に出来て便利なのだ。&bsp;そして、1986年1月21日にソアラは二代目へとフルモデルチェンジを果たし、同時期にフルモデルチェンジを果たした姉妹車のセリカXX改めスープラ共々『太陽にほえろ!』に再び投入されるのだが、今回の記事は「初代ソアラ」という括りなので、いずれまたの機会にそのあたりのことを含めて長々と書いていきたい。&bsp;当ブログ記事 「徳大寺有恒の新車批評 ニューソアラ」を読むhttps://ameblo.jp/goro-chayamachi/etry-11950845116.html

この格下がすごい!!

そんなわけ(こんなわけ)で初の自身の飼い犬にシェットランド・シープドッグ、通称シェルティはどうだろう、ととりあえず某ドッグショウに足を運んだ私と夫(英国人)。&bsp;&bsp; ダグラス社 いぬのぬいぐるみ シェルティー(3L) &bsp; Amazo &bsp;&bsp;犬素人の私はドッグショウとやらがいったいいかなるものなのかちょっとわかっていなかったんですが、結局のところあれは犬の品評会で、品評会にも『格』のようなものがあって格上の品評会に参加するにはまずその下のランクの品評会でそれなりの賞を取るべし、みたいなことなのだそうです。&bsp;我々が覗いたのは割と格下の、というか初心者も安心して参加してね!みたいな気安さが売りな品評会であった模様。&bsp;村の公民館のような建物を1日借り切って朝から夕方にかけこれでもかとシェルティを品評していくわけでございます。&bsp;会場の中央を囲む形で椅子が並べられそこで犬が年齢・性別・毛色別に登場し審査員が厳正に審査、そして順位発表。&bsp;その周囲、会場の壁際には犬用ケージが所狭しと並べられ審査を待つ犬が最後のおめかしに余念なし。&bsp;建物の外にはちゃんと『犬の遊び場』もございました。&bsp;何がすごいってこれだけたくさんの犬がいるのに『犬ニオイ』が全くしないところがすごい。&bsp;「すごいな、シェルティってここまでニオイのない犬なのか」&bsp;「というよりも、どの子もみんな今朝お風呂に入ったばかりなんじゃありません?」&bsp;犬も連れずに会場の隅の椅子に腰かけじろじろシェルティを眺めている我々は非常に場違いであったかとは思うのですが、世の中犬を好きな人に悪い人はいない、色々な方が色々な形で声をかけてくださいまして。&bsp;「さあ、どうぞうちの子を見て」と散々犬も触らせてもらい嬉しい私。&bsp;ですから当然私はここであの日出会ったシェルティの魅力をキーボードも割れよとばかりに文字として打ち込むべきなんですが。&bsp;なんですが。&bsp;いえね、シェルティという犬はですね、私の中で文武両道の極みというか才色兼備の誉れが高すぎるイメージで「私、可愛いだけじゃないんです」「頭もいいのに見た目も良くていやもう本当ごめんなさい」みたいなそういう犬種の印象であったんですけど、この日ドッグショウ会場で出会ったシェルティはですね、うん、どの子も文句なく容姿は整っていた、きれいだった、元からきれいな子を飼い主たちがそれぞれこれでもかと磨き上げているんですからそれはもうフワッフワのピッカピカに輝いていた、でもなんというか目つきがその・・・あの子もこの子も本当に美男美女、でもそこに目の奥の知性の輝きが存在していたかというと・・・&bsp;えっ、君、大丈夫?それでいいの?と思わず詰め寄りたくなる頼りなさというか・・・&bsp;あんなぽかーんとした目つきの犬(集団)を私は初めて目にした気がします。&bsp;実は夫も静かに同じことを感じていたようで帰りの車の中でこの日の総評として言ってきたのが「あの・・・今日の犬ってなんかどの犬も『Bimbo(ビンボ、見た目はいいが頭は空っぽな女性を示す俗語)』って感じじゃありませんでしたか?シェルティってああいう犬なんですか?」&bsp;「・・・いや、違うんだよ。私がこれまで見てきたシェルティはどの子ももっと知的な顔をしていたんだよ」&bsp;シェルティおよびドッグショウに造詣の深い皆様にお尋ねしたい、あれは何だったんでしょうか?&bsp;1.英国のシェルティ品評会では白痴的美貌が高評価される&bsp;&bsp; 白痴 (上巻) (新潮文庫) &bsp; Amazo &bsp; 白痴 (下巻) (新潮文庫) &bsp; Amazo &bsp;&bsp;2.品評会用の犬というのはそういうもの、普通の飼い犬もしくは使役犬とは顔つき目つきが違って当然、知性を隠すのも知性なんです&bsp;3.日本にいるシェルティは他地域のシェルティに比較し実は格段に頭がよかったりする(知性派シェルティが好まれ多く繁殖されてきた、みたいな)&bsp;4.Norizoさんが出かけた品評会が単にちょっと変な品評会であっただけ&bsp;5.Norizoさんに犬の品評会を品評する能力が欠落しているだけ&bsp;いや、実際の話どの子もみんなおとなしくてお行儀が良くて・・・あの子達、本当に元々はシープドッグ(牧羊犬)だったの?&bsp;羊を追うにも資質、もしくは才能というものは必要よ?&bsp;(『あっちの羊を追いかけて来い!』に『そんなことしたらマニキュア落ちちゃう・・・』と反応しそうな子達であったというか)&bsp;そんなわけでわが夫婦の結論としては『自分達が85歳くらいになった時に犬が欲しくなったらシェルティを飼う』。&bsp;いえ、あまりにも可愛くて清潔すぎてああいう犬を山走りだとか海遊びだとか庭先プロレスだとかの相手にするのは倫理的に駄目なんじゃないか、という気分になってしまってですね。&bsp;私は犬とはもっと泥臭い関係を築きたいみたいなんです、個人的な趣味として。&bsp;一緒に砂掘りだの木登りだのをしてくれる犬を今後探していきたい所存です。&bsp;・・・いや、でも日本で見かけるシェルティは「・・・フッ、じゃあ本気で外遊びにつきあってあげましょうか?」みたいな自信のある顔をしていたのよ!&bsp;あの日のあの子達は何だったのかしら・・・&bsp;謎の深まる犬探しの日々でございます。&bsp;&bsp;でも保護犬施設の犬のことを考えるとああいうフワッとした目つきで生きていける犬は幸せと言えばこれ以上なく幸せだよな、と&bsp;「可愛くあれ」という飼い主の命令に迷うことなく従う心の清さ、それは迷いなく愛されたが故に生まれる、みたいな&bsp;・・・そう考えると私は屈折した犬が好きなのか?&bsp;いや、そういうことでもないはず・・・&bsp;犬ネタは明日で一段落の予定です&bsp;皆様ここまで長いことお付き合いありがとうございました&bsp;えっ、犬話、続けましょうよ、というあなたもうん、そろそろ犬にはお腹いっぱいだったんだ、というあなたもお帰りの前に1クリックを↓人気ブログランキングへ&bsp;

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