サザエさんが盛りだくさん♪
先生のお名前は、、、
サザエさんの特設サイト♪きっと良いのが見つかるよ♪
昔は、酒屋さんが御用聞きに回っていたが、今ではサザエさんに登場する三河屋のサブちゃん(三郎さん)を例に出さないとわからないくらいに御用聞きの人は来ない。
しかし、業種によっては顧客のもとへ、用事がなくても営業マンが顔を出している。「ソーシャルリアル」・「実際に会うことの重要性」・「関係性はコミュニケーションの量ではなく、質によって左右される」などと、あちこちで語られ、研究結果なども公表されているから効果は大きいのだろう。
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行政書士の私が用事もないのに顧客を訪問するのは、相手にとっても迷惑な話なのでやらないが、その代わりにメールで御用聞きをしている。もちろん、建前が必要なので、今年であれば、NPO法が改正されましたけどとか、個人情報保護法が改正されましたけどとか、というタイミングで。
ただ、「改正されました」では相手が関心を持たない可能性が高いので、「改正されたので、以前に作成した規程の無料点検をしていいですか」と尋ねると、「お願いします」となることが多い。もともと自分で作成した規程だからデータはこちらにあるので、相手の手間は不要だ。わざわざ点検の了解を得るのは、その後に点検結果報告書を送付する了解を得るためだ。
で、無料点検をして報告書をメールに添付する。修正箇所は、あっても法改正に伴う用語の変更程度なので報酬はない。「点検しましたけど問題ありませんでした」では、面白くないし相手の印象にも残らないので、ついでに、見栄えの良いフォントに変更したり、体裁をよりよく整えたりもする(作成した当時より、多少こちらのワードやエクセルのスキルが向上しているからであって、始めからスキルが高ければ必要ないのだが)。
これに、企業のコンプライアンスの重要性が強調される背景から、こんな規程やあんな規程の整備もお考えくださいという営業コメントを付加する。相手の不安を煽って不要なものを売りつけるのではなく、リスクマネジメント上、最低限必要なものを提案するので、相手にとっては検討するよい機会になり、依頼が来ることも珍しくはない。
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規程の点検といっても、私の場合、規程作成には、規程そのもの・規程に伴う細則・運用するためのマニュアルと書式をセットにしているので、点検には多少の時間を要するが、営業マンが顧客を訪問する労力と費用に比べると、圧倒的に楽な話だ。
もっとも、たまにはリアルに御用聞きに行くこともある。相手に負担をかけないために、アポイントなしで訪問しても差し支えない店舗・事務所に限られるし、担当者がいなくてもよい場合に限られるが。
この時期だと、ちょっと上等なアイスクリームをお届けに行く。行き先の人数と冷凍庫の有無を把握しておく必要があるが、だいたい喜ばれるし、その店舗・事務所の全員に私が持って行ったことが知れ渡る。その意味では、担当者であるエライさんはいてもいなくてもいい。
私の採否を決めるのは経営層であっても、普段の業務ぶりを経営層に報告するのは現場の従業員さんだ。この人達に好かれるか嫌われるかは、どのような報告が上にされるかを左右する。
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開業当初、真摯に丁寧に業務を行っていたが、書類をやりとりする経理担当の従業員さんの態度がきつかった。会社の金庫番であるからやむを得ないのであろうが、会社内の人に対してであろうと、会社外の人に対してであろうと、きつい人だった。
ある日、ふと思いついて、地元ではちょっと有名な和菓子を届けたところ、予想以上の笑みを浮かべて、それ以後の対応が随分柔らかくなった。物に釣られたのではなく、金庫番ということで毅然としているため皆が敬遠しがちなところを、私がほんの僅かな気遣いを見せたことが嬉しかったのだろう。
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また、数年に一度しか訪問しない会社の総務担当の従業員さんだが、不思議なことにメールも電話も、やや親しげに接してもらえる。
今年の9月に社内研修を行う打ち合わせをしていたら、謎が解けた。数年前に行った私の社内研修のビデオを、毎年、新入社員研修で使っていただいてるそうだ。総務担当のその従業員さんは、新入社員と一緒にビデオとはいえ毎年私の顔を見ているので、知らないうちに親近感を持っていただいているのだろう。
顔を見るということは、かなり重要なことのようだ。
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