ケラケラ 街と街の、どまんなかへ。
「翔くん、座って」
「うん。雅紀、おいで」
手招きをされて入る。
「相葉さん」
「あ…ニノ!」
飛びつく。ソファに倒れ込むように受け止められる。
「苦しぃよ、相葉さん」
「ニノだ!ニノ!」
「分かったから」
探してた相手にこんなにすぐ会えるなんて思わなかった。
「雅紀、何飲む?」
「あ…えっと、じゃあ…お茶」
「分かった。持ってくるね」
「あ、翔くん。俺も行くよ?」
二人が出て行くと、ニノがニタニタと笑う。
「ねぇ、翔さんとどんな関係なの?」
「え?櫻井さんと?」
「超他人行儀じゃん」
ケラケラ笑って座り直す。
「俺が困ってるところを助けてもらったんだ」
「へぇ…」
「何?」
「好きでしょ?翔さんのこと」
「へ!?いや、そ、そんな!」
「慌て方が…面白い」
ニノは余裕の表情で笑う。
「だって、櫻井さんは男だよ?」
「だから何?俺は大野さんと付き合ってるけど?」
「…え?」
大野さんがさっきのフワフワした人だと気付くまでに時間がかかった。
ケラケラ関連商品がすべて揃う 楽天市場
僕とあなたのハッピーエンド
新しいお話スタートです