&bsp;11月下旬のある日
&bsp;都内某所のアトリエで植え木鉢に植えられている苔を虫眼鏡で見ている丸顔で黒髪のボブヘアーでベビーフェイスの女性がいた。
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&bsp;? &bsp;「いやー・・・・スギゴケちゃん、今日もいいね~、やっぱり苔って最高だよね~♪見てて飽きないよ?」
&bsp;満面の笑顔で虫眼鏡で苔を見ているこの女性は
伊藤
マリカ。年齢はリナとエリカと同い年で25才。職業は画家で数多くの賞を受賞しているいわば天才画家である。
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マリカ &bsp; 「ヤマコゲくんもシノブコゲさんも最高だわ~♪」
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マリカが虫眼鏡で他の苔を見ていると・・・・・・・・
&bsp;ピンポーン♪
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マリカ &bsp;「お客さんが来た。誰だろ?」
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マリカがアトリエのテレビインターホンで誰が来たのか確認してみると・・・・・・
&bsp;レイカ &bsp;「やっほー
マリカー♪」
&bsp;ミサ &bsp;「近くに来たから寄ってみたよ♪」
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マリカ &bsp;「あー!レイカにミサ先輩!いらっしゃい!」
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マリカはレイカとミサをアトリエの中に迎え入れた。
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&bsp;レイカ &bsp;「それにしても
マリカがキミイキシリーズに登場するのって今回が初めてだよね~。」
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マリカ &bsp;「そうなんだよね~私ずっと出たいって言ってたけど中々出れなくて困ってたんだよ・・・・・・キミイキシリーズが始まってもう二年が経ってるのにね(苦笑い)」
&bsp;レイカ &bsp;「仕方ないよ。キミイキシリーズは登場人物が多いし、主役はリュウくんとまいやんと環奈ちゃんなんだから私達は出番が少ないのよ。」
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マリカ &bsp;「でもショウさんとさゆりん、ヒロトさんとななみん、ハルトさんとなぁちゃん、カズヤさんと生駒ちゃん、織人くんと生ちゃんも出番が多いじゃん。」
&bsp;レイカ &bsp;「ショウくん達はキミイキシリーズの主要人物だから出番が多いの。まあ生ちゃんと織人くんは第二章から登場したのに私達より出番が多くなっていることにはムカついてるけどね(笑)」
&bsp;マリカ &bsp;「元々生ちゃんと織人くんはキミイキシリーズの読者様である瀧太郎さんの小説から誕生したカップルだけどね・・・・」
&bsp;ミサ &bsp;「あのさ~二人ともメタ発言するのはやめてよ・・・・・・これ以上やったらキミイキシリーズがめちゃくちゃになるからさ。」
&bsp;レイカ &bsp;「ごめんごめん!だって久しぶりにマリカと話したからつい盛り上がっちゃって・・・・・」
&bsp;マリカ &bsp;「そうだね。私とレイカは幼馴染みだしね(笑)」
&bsp;説明しよう。レイカとマリカは同じ神奈川県出身で、母親同士が友達であり、小さい頃からよく遊んでいた仲なのである。
&bsp;ミサ &bsp;「幼馴染みって良いよね~私は小さい時になっちゃんと別れたから悲しいのよ。」
&bsp;レイカ &bsp;「そのなっちゃんと小さい時に別れたって話、現実の衛藤美彩がNOGIBINGO5で言ってた話と一緒じゃん・・・・・・・。」
&bsp;ミサ &bsp;「別にいいじゃん・・・・そういえばマリカ、最近個展をたくさん開いて忙しそうだね~。」
&bsp;マリカ &bsp;「いやいやいや!グラドルやりながら女優もやってるミサ先輩と会社の取締役やってるレイカと比べたらまだまだだよ!」
&bsp;レイカ &bsp;「そんなこと言って~!絵も結構売れてるらしいし、賞も貰ったらしいじゃん♪」
&bsp;マリカ &bsp;「賞って言っても小さい賞だけどね・・・・。」
&bsp;ミサ &bsp;「それでもすごいよ!」
&bsp;レイカ &bsp;「ねぇマリカ!今度うちの会社の入口に飾る絵を書いてくれない?」
&bsp;マリカ &bsp;「うん。いいよ!その前に飾る場所を確認しておきたいから来週に桜井財閥の本社に行くね。」
&bsp;つづく
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