駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのはラスボス
花組「邪馬台国の風」感想です。
色々評判は聞いておりましたが・・・うーむ、成る程ね? 。
(以外、言いたい放題です(^^ゞ)
テーマは「宿命」なんでしょか。
各々が持って生まれた宿命があって、それでも自分の人生を切り開いていく・・・みたいな。
思ったより「恋愛もの」の要素が強かったなー。
でも、悲恋というほど劇的ではないし(死なないもんね)、主人公二人が物凄く追い詰められて・・・という程の切迫感もない。
色々あったけど、やはり卑弥呼さまは卑弥呼さま以外にはなれず・・・お互いの道を行くけど見守ってるよー・・・という。
壮大な物語にしたかったのかなぁ。(←類推です(^^ゞ)
(ラスト場面、一瞬退団公演か?と思っちゃった )
粗筋というか、骨組み・アイデア?は悪くはないと思う。(←上から目線失礼)。
ただ・・・見せ方がちょっと・・・残念 。
プラス、ひねりがない感じ 。
なんかねー、ミュージカルじゃなくてNHKのニュースを見てる感じだっ
たの?。
詰め込み過ぎなのかなぁ?。
各場面が短かすぎて、ぶつぶつ分断される印象のため、ワタシの集中力が持ちませんでした。
(久し振りに、座っているのがツラかった・・・すみません ?)
しかも、各登場人物の心情ドラマというより、情況説明がメイン。
盛り上がりに欠けますねぇ。
場面が盛り上がらないまま進んでいくので、感情移入しにくい?。
だからニュースみたい、という印象なのかもしれません。
うーん、「花組スター」を味わいたいっと思っても、お皿が出てきたと思ったら味わいつくす前にひっこめられてしまう・・・感じ。もどかしいよぉ?!。
ストーリー展開も割りとベタ。ベタストーリーが決して悪いわけではなくて、べたならべたなりの見せ場を作って盛り上げて欲しいのですが・・・。それもイマイチ(>_<)。
ダンスシーンも今一つだったような。。。
殺陣が・・・お●末(あえて伏せ字(^^ゞ)。月組AllforOeとの差にちょっとびっくり。この作品は殺陣は重視してないのかな?。
ま、せめて一騎討ちの場面だけでも、もうちっと・・・ね(^^ゞ。
全般的に物足りない?!という印象でした。
題材が良いだけに・・・勿体ない。
脚本&演出がアレなら、組子の頑張りで・・・というのが「タカラヅカの最後の牙城」なワケですが・・・(^^ゞ、
その脚本演出のアレさ加減をはねのけるにも限界があるのかなぁ。。。
花組生の頑張りをもってしても、脚本演出のアラはカバーしきれず・・・。
脚本演出のアラをのりこえて見せてくれるモノ、が感じられなかった。。。
折角の花組が勿体ない・・・(>_<)。
(組子は頑張ってます!)
リピート観劇すれば、また違う印象を持つかもしれませんが、一公演しか取れなかったので。。。
さて、
明日海りおのタケヒコ。
爽やかでしたね?。そして繊細そう。最後にああいう展開になるなら、仲間との関係性をもっとじっくり描いて欲しかったなぁ。物足りない?。
ゆきちゃんとの場面では、一気に盛り上げて見せてくれました。さすが!トップスター☆。
でも、あの・・・棒術の達人にはみえないんだけど 。
(みりおちゃんはそれでいいのかもね(^_-)☆)
仙名彩世の卑弥呼
少女時代のあか抜けない田舎の少女マナとの演じ分けがお見事!。
この場面があったから、卑弥呼=一人の生身の女性なんだな、って思えた。
だんだん大巫女として自覚していき、その道で生きるしかない!と覚悟を決めていくまで丁寧に演じていました。
ゆきちゃん、貫禄が凄いわ☆。卑弥呼さまになりきってた。間違いなく、舞台の中心でした。
よくぞ、この方をトップ娘にしてくださった!と改めて感謝、です。
芹香斗亜のクコチヒコ。
正真正銘真っ黒な悪役(笑)。
奴国のために戦う!邪馬台国の領土を奪う!・・・その二点のみで生きているお方。悪の権化の手下感満載(笑)。
・・・キキちゃん、貫禄出てきたし、クールでエラく格好いい?。お歌も素敵。
すっごくいいのだけど・・・いかんせん脚本的に奥行きがない(>_<)。いうなれば背景のないキャラクター。。。物足りない。
キキちゃんなら、もっと色々できるのに・・・勿体ない。めちゃ格好いいだけに残念?☆!。
柚香光のフルドリ。
ビジュアルは相変わらず素晴らしい☆。友情に厚い、いいお役です!。
でも・・・主人公の仲間の一人にとどまっちゃってる。役柄的にもっと、目立ってもいいんじゃないのぉ??。堂々の三番手なんだし。
三番手さんのわりには・・・脚本的にインパクトが弱かった。物足りない。
(ビジュアルのインパクトはめちゃありますよ? ?)
瀬戸かずやの奴王。
さすが・・・の貫禄とインパクトでした!。大きさがあって口跡もいい!。
きっちり見事に見せてくれましたね。
悪巧みして、実は裏切り者なんだけど、嫌な感じがしないのは、アキラの芸のおかげ、かな。堂々としているし、邪馬台国の爲の行動だからね。
はっきりいってこちらが三番手に相応しい役柄ですね。
水美舞斗のツブラメ。
ほぼセリフのない役。
でも良かった?。フルドリとセットになってますが(笑)、友情に厚い信頼できる仲間、ということが伝わってきました。マイティ、全身で演じていましたね。
星条海斗のヒミクコ。
ラスボスだぁ?☆。
なんでしょ、この真っ黒な邪悪感は!。
あの、・・・魔術を使うわけじゃないよね?(笑)。←そういう話じゃない(爆)。
キキちゃんと合わせて、呪文でも唱えていそうなディープでダークな雰囲気が満点。話の世界がちょと違う方向に行きそうな位だよ。
(ファンタジー版邪馬台国の風、とか似合いそう。魔術を使って卑弥呼を誘拐する、とか(笑))
・・・マギーにしては、おさえ気味の芝居でしたが、その分凄みがあったなあ。このインパクトと影響力はさすが!です。
専科の歌姫・美穂圭子さまも登場。歌は素晴らしい?☆。でも登場場面すくなーい。勿体ない!。
(・・・あの役、芽吹幸奈ちゃんではダメなのかしら?。花のベテラン娘にやらせてあげてほしい)
面白かったのが、花野じゅりあちゃんのアケヒ。
副組長、頑張ってるなぁ。
お顔は綺麗なのに腹の中はどす黒(笑)。表の顔と裏の顔の切り替えの速さが面白い(笑)。若干の年増感があるところも◎!。
1番のキーパーソン。いわゆる娘2の役かな。
娘2といえば、本来は城妃美伶ちゃんなのだろうけど。
女戦士イサカでこちらも良かった!。
ちょっと毛色の変わった役で、まさにアマゾネス。気が強いだけではなくて、ガチに戦士だった。
不器用な恋心もあって・・・とても魅力的でした!。
印象的だったのは、音くり寿ちゃん。若いけど実直そうでしっかりしている卑弥呼の侍女イヨでした。かわいい、から一歩踏み出しましたね。史実では、この人が次代の女王さまよね?。
なんといっても歌が素晴らしい。もう花組を代表する歌姫ですね。
総じて・・・悪役陣の方が何故か個性豊かで魅力的に感じました(私にとっては)。
自分の中で魅力キャラを投票したら、絶対に奴国?アケヒ?狗奴国連合の圧倒的勝利になりそうです(笑)。
ダイジョーブか、邪馬台国!。
(千秋楽まで頑張れ?☆、明日海りお&花組!)
ラスボスの隠れた魅力を浮き彫りにするABC
まだ5日くらいしか経ってないのにそんなの見たくありません(ΦωΦ)
まあ、実際オンで会ったりすれば、
その場のノリもあったりでそんなのも関係なくなるわけですがw
何も言わなくても、そういうとこに気を遣ってくれてたフレと昨日久しぶりに会えたので、少し優しい気持ちになれました(*´ω`*)
ってことで、
普通にゲームしすぎ!ってくらいモンハンしてるはずなんですが、
どうやら他の方に比べるとのんびりな僕は
流れるような動きからの美しいボルテージショット(しゃがみ撃ち)の追求に