救急車アウトレット
わたし『いまから重大発表をしま～す』
カリフォルニア・タイム。
2017年６月25日、日曜日、午後、5時半。
リビングルームだょ、全員集合！
口内炎で妨げられた声を最大限にふりしぼり、紙を丸めた自家製スピーカーで家族・徴集開始。
家族、リビングに集まる。
ぞわぞわ。ぞわぞわ。ぞわぞわ。
計 大人３名。＋ 幼児。我が娘。2歳児。１名
＋ボストンテリア２匹。ビ―ンズ＆ライス。←もはやコンビ名。
わたしを含めた大人代表。←おとな代表しちゃっていいの？の、インターナショナルなメンツ。
現在、わたしの在宅看護チ―ムのうちメインの数名を紹介します。
呼称・パ―トナー、彼、ソウルメイト、Daddy、ダッディー、pa、dada、Darlig。←要らないかも情報。
いやいや。いるかもしれない情報？
うん。いるかもしれない。メインのcare giverです。
今後もたくさん出てきます。も～う、これでもかってぐらい出てくっから。わたくしのブログに。
そのくらい。毎日、一緒。相思相愛。愛に満ち満ちていて、食べてしまいたいくらい。食べたらいけないや。消化不良確定。
彼もわたしを大好きらしい。愛が溢れていて大変みたいです。
時折、トイレまで着いてくるね、あなた。←本気。
アイリッシュ。ネイティブ・アメリカン（インディアンとも言いますね）。スパニッシュ。アメリカン。の四つの血が混じった血統ね。
歳はmiddle ageのイケてるダンディメン。だけどこころは12歳のまんま←悪意なんてありません絶対に。
しかし、ですね。
実際に。メンタルヘルスやられている期間が。長かった～～～！！！彼。メンタルヘルスがやられてる期間があったんですよ。かれこれ。うン何年と。
途中、めげそうになりましたね。ワイフ。ワイフのわたし。ワイフでも、出来ないことがあるんだなぁ。わたしの愛は足りないのか？なんてね。自分を責めたこともありましたよ。
むかしのはなしですね。いまは確実に完治の一途ですね。
真剣に。
真剣に、心理カウンセラーの先生にですね、『君ね。君の精神年齢は12歳で止まっているッ！！！』ビシッ！と、やられたそうですよ←笑えない（笑）
奇跡のピ―タ―・パンさんなのですね。
彼は天才なんですね。だから、傷つきやすかったし傷つきやすいんですね。痛みが多い人生だったのですね。
私にしかわからない秘密です。
在宅看護を世話してくれている優しい義妹ちゃん。
メキシコ人です。え、なんで妹、メキシコ人？アメリカンやないの？
あなた、いま、そう思いましたね？
ほら、顔にかいてありますよ！←うるさいですね。……失礼致しました。
わたしたちは面白い家族なんです。
簡単にいうと『お義父さんてば。も～う、女の人を愛して愛して愛して、愛しまくり！！女の人のいない人生なんて考えられない！有り得ない！woma or death！Hell yeah!!!! みたいな性格だったのね』、スッペシ～ャ、ル、ウ～！て、かんじの家族なんですね。
これね、需要があれば書きます。
お友達にマスコミの人が居て、
その人が『お前の人生、やばめ。ブログ書くか、なんかしたら？』って。←わたしが暇そうだから提案した、というだけだと思われますが。
あと、わたしの毎日・THE・波乱万丈物話が大変なことになってるから聞くの疲れちゃったとかね、のもあるかもしれません。
これも、ブログを始めたひとつの理由でしたね。
で、妹。メキシコ人の。
ア・モーレですよ。真の純潔・ア・モーレですね。←これは言ってもいいレベルなのでしょうか。24歳。
歳は若いんだけど、むちゃくちゃ成熟してますね。あるポイントではね。まだまだ可愛いかわいいですけども。
趣味が合いますね。わたしのgeekな部分とすっごく趣味が合います。
『お姉ちゃん』て言われると、すっごく、すっごく、萌えます。やばす！
家族しょうかいはまた違うカテゴリー: 家族しょうかい、にて。
もう。凄い、脱線力。発達障害の名残かしら。いやだなぁ～もう。
はい、現場をリビングに戻しましょう。
ザ・ワワ、ザ・ワワ、ザ・ワ・ワ・～ウ～。←ひとりだけ間違ったテンションの者が会場入り。きみや、きみや。
彼や。
わたし『皆の者、こころを凪にしてくれ。時は来た。っていうか、来ちゃうかも。』
彼『ええっツ！』
わたし『…………』軽い。軽いんだよ。きみは。
『今日の、pai levelsは最悪警戒レベル、9だ。いや、多分、10かも。いや。怖い。……ヒッヒッフー。（←突然くる。（笑））ヒッヒッフー。（笑い泣き）いやじゃ～。怖いよ～泣く～うわ～ん。』
わたし、本気で泣き笑い。メンタル子供。ひどひ。
娘が心配そう。
『ママはいま、闘っている。本気で痛い、痛みと。（←派手なdescribedなくせに語彙力なし（笑））
内臓がね、痛いっ、てね、あなた、これ、相当よ？本気でTorture受けてるみたい。誰かわたしの身体の中にいる。これ、わかる？誰かね、違うもんが身体の中にあるの。エイリアンや。これが癌細胞じゃ。これね、これね、これね、……ヤバいヤバいヤバい。やば～い！！！いたたたたたたたはたたさたた……』
言葉にならないおもい。
さよなら、さよなら、さよなら、さよなら～あ、あ、あ。もうすぐそとはしろ～いゆき～愛したのは確かにきみだけ。そのままの、君だけ～。
参考歌詞:off courseさよなら 作詞作曲:小田和正
おもいよ、届けっ！キメっ
ザワワ、ザワワ、ザワワ～、～わたしが歌っちゃうよね～。
全員、反応に困ってここまで全家族メンバー、沈黙。
大沈黙の怪。
ワタシ、間違ったコミュニケーションしたあるネ。
だけど痛すぎて言葉にならない。
娘、泣き出す。ウルウル泣き。本気でお母さん、こころが痛くなった。
彼女いわく、ママが痛いのを見るのが辛い、と。2歳児だけど私より学習能力がたかくて、語彙力が凄くて。←と、ベラベラ言うわたしは日本では親バカと呼ばれるそうなのです。
が、彼女はきちんと伝えてくる←止まらない娘への想い。
『Wooooo』う～。泣きそうなとき彼女が言う、おと。
自分の身体に峠が来た。今日はそう思いました。
彼に段取りを伝える。
メンタル的に本当に大丈夫だから、とりあえずは『様子見態勢』でいて欲しい。
痛みレベル10だけど、まだイける。本気で耐えられないレベルになったらまた申告するからよろしく。その時は緊急入院や。救急車いらない。あなたの運転でよろしく。
今夜は１階で、寝ます。階段のぼれないや。
物凄い喉乾いてる。1リッター、麦茶を用意しておいてください。
寝室のキャビネットうえ。わたしの癌の手引き書。抗がん剤の手引き書。副作用の詳細。緊急事態に対する処方があるから持ってきて。
かれはぜんぶ、する。
ぜんぶ聞いてくれる。
スイカときゅうりのソルベしか食べられない。馴染みのあの店からソルベを調達してきて欲しい。喉と首が痛い。それに連携してか、肩がもんの凄く痛い。
マッサージお願いします。
そこやない、セツコ。右や、右。←セツコ・マッサージver.。
喉が痛い。癌が転移してたら嫌だわ。いやね、そんなことは起こりませんよ。起こらないように祈ってますよ。だけど怖い。痛みがあると怖い。本当にそんなことになってたら癌に怒りますけども。本当に。許さないわよ
悪魔が長い爪をブラブラさせた大きな黒い手で、喉をこう、グワシって、かき切ろうとしてる。そんなイメージ。私、悪魔のような顔でグワシを再現。←グワシへの世界的貢献。
彼はわたしのくだらない申告を真剣にきいてくれるんだ。
『Awwwww.聞くだけでむちゃくちゃ痛い～。あああああ、痛いなぁ。痛い痛い痛い痛いかわいそうかわいそう。ごめんね、そんな想いをひとりで抱えさせて』
かれはわたしの痛みを共有しようとしてくれる。
痛そうな顔まで一緒にしてくれる。
（こちらは本当に痛いのですが彼はこころが痛いのでしょう）
わたしは2009年に来米しました。わたしの家族はみな、日本に住んでいます。
わたしの祖父は大腸癌で亡くなりました。わたしの叔母も大腸癌にかかりましたが、ありがたい事に完治しました。現在では7年間cacer freeの生活が出来ています。わたしの実父も大腸にポリープが3度でき、すべて手術で取り除きました。
わたしのパ―トナーの母は乳がんで彼が24歳の時に亡くなってしまいました。
わたしは癌にリベンジしなくてはならない。リベンジという言葉は嫌いなので立ち向かうと、言いたい。
あたまの中ではわかっていました。
今日じゃないな、と。今日は逝かないな、と。
まだこの先、20年は生かさせてもらいます。
私のこころ強いサポータ―、うえ、サングラス。
癌に服従しない身体をつくる。わたしは負けない。
救急車 東京に要求は、ないかね。
＜東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたためらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするが―。弟子の徹平と賑やかに暮らす源。妻子と別居しひとり寂しく暮らす国政。ソリが合わないはずなのに、なぜか良いコンビ。そんなふたりが巻き起こす、ハチャメチャで痛快だけど、どこか心温まる人情譚!＞（amazo）
タイトルからしてどうやら「じいさん」物っぽいし、しをんさんだし。これは面白そうな匂いが
ぷんぷんしたので、移動図書館で借りました。
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☆良かった点☆
・現職の「つまみ簪（かんざし）」職人の源二郎と、元銀行員の国政。この二人のやりとりに加えて、源二郎の弟子・徹平＆恋人マミちゃん。毎日いろんなことがありすぎて、大笑いの連続。当の本人たちはいたって真面目なのですが。源二郎と国政、お互いを思いやる温かい気持ちが、７３年間の幼馴染なんだなあ。でも口には出さないんですよ。そこもよし。
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・「死人みてえな顔色だぞ、救急車呼んだほうがいいんじゃねえか」「死人なら霊柩車だろう」「冗談はよせや」。このやり取りが私的ツボ(笑)。あちこちに、しをんワールド炸裂。なんだか登場人物が目の前にいるような錯覚を起こすほど、文章もイキイキ。
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★いまいちな点★
・６章からなっているのですが、各章の扉絵がどうもなー。せっかく「じいさん」話なんだから、今時な絵じゃなく小物とかにしたほうが・・・。ここだけ残念。
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愉快痛快。やっぱ読書はこうじゃなきゃ！サクッと読めましたよ。おすすめ。文庫も出てます。
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つまみ簪。かんざしの漢字、初めて見ました！
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今日も一日お疲れ様でした。
明日もいい日になると、いいね。
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