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こんな過激派は嫌だ

イスラム教…
一部の過激派組織のせいで誤解されることがありますが、イスラム教は本来、素晴らしい宗教です。

イスラムの教えのうちのひとつ「貧しい人に施す」ということについて書きたいと思います。
彼と結婚してすぐに、2人で海外旅行に行ったときのことでした。
グーグルマップに案内されるがまま裏路地を通ろうとしたとき…
その裏路地に、1メートル間隔でホームレスがビッシリ並んでいました
こんな光景(絵がめちゃめちゃでごめんなさい)
ホームレスの列が、こんな感じで永遠に続くのです。全員で15人以上はいましたね…

正直ちょっと臭うし…中には片足や片腕が無い人もいる…まるで地獄のような光景でした。
(発展途上国に行ったわけでは無いのですが、こういう光景、海外だとたまーに見るような。道行く人も当たり前のようにしているし…政府は何してるんだと怒りがこみ上げてきます(部外者のくせに)日本にも多少ホームレスは存在しますが、日本の福祉制度はこのような光景を生みませんね。こういう時日本の素晴らしさを感じます)
この光景に素早く危険を察知した私、彼に道を変えようと言います。

しかし、時すでに遅し…
貧しい人達を見てしまった彼、道を変えることを拒否し、一歩一歩その両サイドに寄付を始めます。
そして15人はいたであろうその路地裏のひとり残らず、寄付をしました。
中には握手を求められ、握手することも…
路地裏を通り抜ける頃には彼のお財布はほとんど空になってしまいました。
当時の私は、仏のような夫に感心する反面、イスラム教をまだあまり理解していなくて、言ってしまいました。

「私たちも貧乏旅行なのに、財布がすっからかんになるまで寄付をするってやりすぎじゃない?
しかもあんな感じの人と握手なんかして、もし病気でも貰ったらどうするの
あんなに密集したところで全員に寄付をして、あなたが良い人だって知られて付きまとわれたりカモにされたらどうするの?!」

すると彼は、
「イスラム教徒が貧しい人に寄付をするのは義務なんだ
求めてきた人には必ず寄付をしなくちゃいけない。無視することは絶対に出来ないんだ。
あと、僕の財布が空になったって言ったけど、これもイスラムでは寄付する金額は見てはいけない決まりなんだよ!
これだけのお金があれば?を買えたなぁ…なんて後ろめたく思ってしまうようになるから。
君はまだイスラムを理解していない。
僕は僕の道が正しいと信じている」
はい。初めて文化の違いで言い合いになりました。自分たちも決して金銭的に余裕のある環境じゃなかったあの頃、財布の中身も確認せずに寄付する彼のことが、私には理解できなかったのです。

あと私の考え方として、ホームレスになる人は本人が悪いんでしょ?そうなる前に、働いたりなんなりして自分でなんとか出来たんじゃん?!というのがあります。
おそらく日本人なら持っている、「自分の尻は自分で拭え」的な感覚だと思います。
対してホームレスに対する夫(イスラムの考え方)は寛容で優しい。弱者は助けるべき!という考え方が根本にあるのでした。
帰国後、彼の言い分を確かめたくて、コーランを読み返すと、確かに貧しい人に施せという節が、何度も何度も出てくるのでした。
感心したのがいくつかありますが、例えば雌牛章271節のこの一文

彼いわく、
貧しい人に施すたびに得られる温かい気持ちは、君の中での大切なフィーリングだから、人に教えるでもなく、自分の中の小さな誇りとしてキープすればいいのだと。人に施すたびに君はワンランク上の人間になるのだと。
また、寄付したよ!と人に対し宣言するのは、それは人に宣言するために寄付をしたのであって、真に貧しい人や自分自身の成長の為なのではないとのこと。

うーん。。感心してしまいました。。確かに寄付をしたときって、自分いい事したな♪とちょっとだけ誇らしくなります。その気持ちを大事にすればいいのか。イスラム教、貧しい人に分け与えるだけではなく、その考え方もレベル高いなぁ…
今回学んだ貧しい人、孤児に対するイスラムの教えのまとめ

①貧しい人、孤児に財産を分け与えよ
②人に宣言することなく財産を分け与えよ
③分け与える財産の大きさは見るべからず
④神はいつもあなたの行いを評価している
P.S.
素晴らしいイスラムの教えですが、「自分の尻は自分で拭え!」な日本の考え方も素晴らしいと思います。日本にホームレスが少ないのは、生活保護などの福祉の他に、「人様に迷惑はかけない!」といった、考え方が根付いているからなのかなぁとも思います。

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【勢力を増すタリバン アメリカも空爆強化 民間人犠牲も増大】
暗い話題ならいくらでもあるアフガニスタンですが、敢えて明るいニュースを探すと。

****アフガン初、女性学専攻の学生に学位 「社会変える力に」****
アフガニスタンの首都カブールで、同国初となる女性学の修士課程を終え、終了式に出席した学生(2017年11月5日撮影)

家父長制が根強いアフガニスタンで5日、国内で初めて女性学を専攻した大学院生たちに学位が授与された。女性が抑圧された旧支配勢力タリバンなどによる攻撃も相次ぐが、卒業生たちは社会を変える力になりたいと抱負を語っている。

学位を与えられたのは男性7人を含む22人。カブール大学で、韓国の資金援助を受けて国連開発計画(UNDP)が開設した2年間の修士課程を修了した。フェミニズム理論や市民社会論などを学んだ。
 
修了生で男性のムジタバ・アレフィさんは「これは変化の始まりです」と話した。女性のサジア・セディキさんは、短期間に劇的な変化をもたらすことは無理だとしても「私たちは自分たちが受けた高等教育によって社会を変え、人々、特に女性の役に立つことができる」と希望を語った。
 
タリバンが支配した1996~2001年のアフガニスタンでは、女性問題はタブーとされ、女性が教育を受けることも禁じられていた。米軍の侵攻によるタリバン政権崩壊後、女性の権利擁護をめぐる状況は改善したものの、女性の地位は依然として低い。【11月6日 AFP】
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アフガニスタンにおける女性の権利・活動の制約は今更の話ですし、“短期間に劇的な変化をもたらすことは無理”でもありますが、こうした事例が積み重なっていけば、やがては・・・とも期待したいところです。

しかしながら、“こうした事例が積み重なっていく”ためには、女性の教育・権利に理解がある政府が必要であり、今後タリバン支配が復活、あるいは、タリバン主導の政治体制になるということであれば、そうした期待もかなわないでしょう。

現実が、そうした“タリバン支配が復活、あるいは、タリバン主導の政治体制”を懸念させる方向に進んでいることは、これまでもしばしば取り上げてきました。
【11月2日 WSJ】 ピンクのタリバン支配・活動地域が次第に拡大する状況にあります。
【11月2日 WSJ】 アフガニスタン国民が抱く先行きへの懸念も一段と高まっています。

規模を縮小して前線から身を引いた米軍犠牲者は当然減っていますが、アフガニスタン軍・警察の死者、戦争に巻き込まれた民間人の死傷者は増加しています。

影響力を競い合うようにタリバン、あるいはISによる首都カブールでの自爆テロも頻発し、治安は悪化しています。

****アフガン首都の在外公館地区で爆発、5人死亡 少年が自爆か****
アフガニスタンの首都カブール中心部にある各国大使館が集まる地区で10月31日、12~15歳とみられる少年が自爆し、少なくとも5人が死亡した。

市内での治安態勢強化にもかかわらず、武装勢力が現在も市中心部を攻撃する能力を持っていることが示された形だ。
 
現場となったのは、厳重な警備が敷かれている「グリーンゾーン(Gree Zoe)」と呼ばれる地区。同地区が襲撃されたのは、5月31日に発生し数百人が死傷したトラック爆弾事件以来で、同域ではこの事件を受けて警備態勢が強化されていた。
 
アフガニスタンではここ数週間にわたり、治安当局やモスク(イスラム礼拝所)を狙った旧支配勢力タリバンやイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」による自爆攻撃が相次いでおり、31日の事件についてはISが犯行声明を出した。(後略)【11月1日 AFP】
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10月20、21の両日には、カブールのモスク(イスラム礼拝所)や軍のバスが相次いで襲撃され、少なくとも計104人が死亡したと報じられています。

アメリカ・トランプ大統領は就任前は全面撤退を主張していましたが、16年前の10月に行われた米国主導の有志連合軍によるアフガニスタン空爆以来のアフガニスタン関与の成果が消え去ることも懸念される状況に、アフガニスタン新戦略を打ち出し、米軍の派兵規模を拡大するとしています。
“米軍のアフガンでの爆弾投下は今年に入って急増。すでに2016年通年の2倍以上に達している。”【11月2日 WSJ】と、再び関与を強めているなかで、“16年間駐留しても戦況が好転する兆しは見えず”【同上】という事態にもなっています。

米軍による民間人犠牲について、下記のようにもイランメディアが報じています。

****アフガニスタン北部で、アメリカ軍戦闘機の攻撃により、新たに民間人13人が死亡****
アフガニスタン北部で、アメリカの戦闘機の攻撃により、新たに民間人13人が死亡しました。

アメリカの新聞ニューヨークタイムズによりますと、アメリカ軍戦闘機は、アフガニスタン北東部・クンドゥズ州で、タリバンの勢力を標的にしたと発表されています。

2015年11月にも、アメリカ軍はクンドゥズにある国際NGO国境なき医師団が運営する病院を攻撃し、この犯罪により、患者や医師を含む42人が死亡、他数十人が負傷しました。

公式な報告によりますと、アメリカの対アフガニスタン新戦略が発表されてから、アフガニスタンにおけるアメリカ軍の空爆は2倍以上に増加しています。

アメリカのトランプ大統領は、今年8月21日、対アフガニスタン新戦略を発表し、「新たに兵士4000人以上をアフガニスタンに増派する」と語りました。

現在、アフガニスタンには、アメリカ兵1万人を含む多国籍軍1万3000人が駐留しています。

アメリカとその同盟国は、2001年、テロ対策や安全の確立を口実にアフガニスタンを攻撃したものの、現在までに、アフガニスタンでの情勢不安、テロ、麻薬の生産は、大幅に増加しています。【11月6日 Pars Today】
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アメリカと敵対するイランメディアの報道ですから、真偽はわかりませんが、記事が指摘している2015年11月に米軍機が国境なき医師団の病院を爆撃したことは事実で、アメリカも認めて謝罪しています。

2015年11月の病院空爆については、アメリカは“武装勢力が潜んでいる建物を狙ったつもりで、誤って近くにある病院を爆撃した”【2015年11月26日 CNN】という説明で、空爆に使われた戦闘機「AC―130」の電子系統に不具合があり、映像の転送やメールの送受信といった指揮管理系統が機能していなかったことも“人為的ミス”につながったとしています。

いろいろなミスを生んだ原因を列挙していますが、要するに現場では住民安全に関する注意がそれほどは重視されていなかった・・・というふうにも理解されます。敵を倒すことが最優先の戦闘というのは所詮そういうものでしょう。

【難しい和平協議への道筋】
****米国の最も長い戦争 アフガニスタン:先の見えないミッション****
・・・・こうした厳しい情勢を覆せるかどうかは、戦闘を最後までやり抜くトランプ政権の決断によって、タリバンとの和平合意が達成され、アフガン政府が自力で防衛できるようになり、暴力の連鎖を広げようとするイスラム過激派の聖域となっている同国の状況に終止符を打てるかどうかで決まる。

それが実現して初めて、米国の最も長い戦争が終わりに近づく。【11月2日 WSJ】
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タリバンとの和平合意にしても、アフガニスタン政府の自立にしても、なかなか難しいのが現状です。

下記は紛らわしい表題ですが、ティラーソン米国務長官がタリバンと協議した訳ではなく、タリバンとの協議についてアフガニスタン側と協議したというものです。

****<米国務長官>タリバンとの和平協議 アフガン訪問****
ティラーソン米国務長官は23日、予告なしにアフガニスタンの首都カブール郊外のバグラム空軍基地を訪れ、ガニ大統領と会談した。
 
アフガンの治安情勢や旧支配勢力タリバンとの和平に向けた方策などを協議したとみられる。
 
ティラーソン氏のアフガン訪問は初めて。ティラーソン氏は記者会見で「タリバンが軍事的勝利は不可能だと理解するまで、我々は戦い続ける」と強調。その上で、まずはタリバン内部の穏健派との和平交渉実現を目指す考えを示した。
 
ただ、タリバンは駐留外国軍の撤退を条件に掲げており、交渉再開の糸口は見えていないのが現状だ。
 
アフガンでは先週、カブールなどでテロや襲撃が相次ぎ200人以上が死亡するなど、治安悪化が深刻化している。マティス米国防長官が9月にカブールを訪問した際もタリバンが空港にロケット弾を撃ち込み、「マティス氏の航空機を狙った」と犯行声明を出した。【10月24日 毎日】
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****アフガン政府、タリバーンと非公式協議 カタールで****
アフガニスタンの政府代表団と反政府武装勢力タリバーン幹部が、中東カタールで非公式の協議を始めたことがわかった。アフガン政府当局者やタリバーン関係者が明らかにした。停滞する和平交渉の再開を模索する動きとみられる。
 
協議は10月下旬、タリバーンが外交窓口を置くカタールで行われた。ガニ大統領の命を受けた政権幹部やタリバーン元幹部ら数人が政府代表団として参加。タリバーンとの和平合意を結んだ上で、米国に駐留米軍の撤退を求める案を提示した。

政権側としては、来年予定される総選挙に向け、和平への道筋をつけたい思惑があるとみられる。
 
一方、出席したタリバーン幹部は「米軍の撤退時期が示されない限り和平交渉を始めない」と従来の姿勢を崩さなかったという。

ただ、16年に及ぶ紛争の解決のため、話し合いを続ける考えには同意。11月中旬以降に再び協議することで合意したという。両者は昨年9月にもカタールで協議したが、決裂していた。【11月3日 朝日】
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勢力を強めつつあるタリバン側を交渉の席につかせることは困難ではありますが、そのひとつの方策が、新戦略で明示されているタリバンの後ろ盾パキスタンへの圧力でしょう。

タリバンを支援しているのはパキスタンだけでなく、ロシアもタリバンに燃料を供与しているとNATOは明らかにしています。

****ロシア、タリバンに燃料提供=NATO高官「情報報告ある」****
北大西洋条約機構(NATO)軍事委員会のパベル議長は25日、ロシアがアフガニスタンの反政府勢力タリバンに燃料を提供していると明らかにした。ワシントン市内で時事通信など一部メディアの取材に応じた。
 
トランプ政権はタリバンの勢力拡大を阻止するため、アフガンに米軍部隊を増派したばかりだ。ロシアによるタリバン支援が活発化すれば、アフガンで米ロの対立が先鋭化する恐れもある。
 
パベル議長は「ロシアがいくつかの企業を通じてタリバンに燃料を提供しているという報告が情報機関からある」と語った。一方で、タリバンへの武器の提供については「証拠は握っていない」と述べた。(後略)【10月26日 時事】
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****タリバン支援、ロシアは否定=アフガン関与を強調―NATO総長****
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は26日、ロシアとの政治対話枠組み「NATO・ロシア理事会」の会合後に記者団に対し、ロシアがアフガニスタンの反政府勢力タリバンを支援しているのではないかとのNATO側の指摘を、「ロシアは否定した」と明らかにした。
 
事務総長は「問題は協議した」と述べたものの、ロシア批判には踏み込まなかった。一方で、「われわれはアフガン主導の和解プロセスへの強い支持を表明している」と述べ、NATOとしてアフガン軍への訓練業務主体の支援を続ける意向を改めて強調した。【10月26日 時事】
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ロシアとの対立先鋭化は避けつつ、ロシアのタリバン関与を牽制した・・・というところのようです。

パキスタンなどの支援が細くなれば、タリバンとの協議も現実味を帯びてきます。

ただ、仮にタリバンとの政治合意が成立しても、アフガニスタン政府側の腐敗・汚職体質、非効率などが改善しなければ、やがてはタリバンの波にのみ込まれていくのでは・・・とも。そこまで考えると、明るい展望はますます望めなくなります。&bsp;

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